Tranquillity Base > mChapters > ユーザー・ガイド

ユーザー・ガイド


動画またはオーディオファイルを開く

「ファイル」 > 「開く」と選択し、目的のファイルを選択して「開く」をクリックします。または、目的のファイルをアプリケーションアイコンにドラッグします。

チャプタマーカー用テキストトラックをつくる

チャプタマーカーのテキストデーターはテキストトラックに書き込まれます。テキストトラックの作成は、以下の二つの方法があります。

テキストトラックをチャプタマーカーとして利用する

テキストトラックをチャプタマーカーとして機能させるには、いずれかのトラックが、テキストトラックをチャプタ参照している状態にします。

テキストトラックが自身をチャプタ参照している状態

QuickTime Player、iTunesでチャプタが認識されると、丸のなかのようなチャプタマーカーポップアップボタンが現れます。

※ トラックの言語
テキストトラックに設定した言語によって使える文字が限定されるものではありません。いずれの言語設定でもUnicodeで扱われている文字を入力することができます。

テキストトラックの言語設定によっては、動画またはオーディオファイルを視聴するプレーヤーとそのデバイスの言語設定との関係で表示されない場合があります。詳しくは チャプタが表示されないときを参照。

※ 文字化け
mChapters以外で作成されたチャプタには文字コードが指定されていないものが存在します。これらをmChaptersで開くと文字化けしたり、チャプタタイトルの書き換えを行うと編集がうまくできない場合があります。 このような場合は、新たにテキストトラックを作成してください。mChaptersで作成したテキストトラックは文字コードにUTF-8またはUTF-16(環境設定にて選択)が指定されます。

テキストトラックの削除

トラックリストにて、削除したいテキストトラックを選択し、「delete」キーを押します。テキストトラック以外は削除できません。

テキストトラックを複製する

トラックリストにて、複製したいテキストトラックを選択して、メニューから、「編集」>「複製」を選択します。同じチャプタマーカーでタイトルを違う言語にするときなどに便利です。

チャプタマーカーを追加する

トラックリストにて、チャプタマーカーを挿入したいテキストトラックを選択し、ウインドウ左下の「﹢」ボタンを押すか、メニューから、「マーカー」 > 「チャプタマーカーを追加」を選択すると、表示されている場面でマーカーが追加されます。

チャプタマーカーを削除する

チャプタマーカーリストにて、削除したいチャプタマーカーを選択し、「delete」キー、または、ウインドウ左下の「﹣」ボタンを押します。

タイムスケールとタイムバリューについて

MOV、MP4では時間をタイムバリューとタイムスケールの2つの整数値で管理されています。タイムスケールは1秒のタイムバリューの値を表します。 それぞれのファイルには、それぞれのタイムスケールが設定されており変更することはできません。ファイルが作成されるとき映像のフレームレートや音声のサンプルレート等によって適切な値が設定されます。以下のようにタイムバリューとタイムスケールの関係で時間を表します。

(タイムバリュー)/(タイムスケール)= 秒

タイムスケールが600の動画ではタイムバリュー1200は2秒。タイムバリュー1500は2.5秒。タイムスケールが100の動画ではそれぞれ、12秒と15秒になります。

例1)タイムバリュー 2,160,000、タイムスケール 600
2,160,000 / 600=3600秒
=60分
=01:00:00.000
例2)タイムバリュー 171,488,056、タイムスケール 44100
171,488,056 / 44100=3888秒と(27256/44100)秒
=64分48秒と(27256/44100)秒
=01:04:48.27256

動画のタイムスケールはウインドウ右下の動画再生時間表示で確認できます。クリックすると以下の順で表示形式が変わります。
1. タイムバリュー/タイムスケール
2. hh:mm:ss.xxx/タイムスケール
3. hh:mm:ss.xx(センチ秒)

1のタイムバリューは実際に記録されている動画の長さの数値。
2は時分秒と1秒未満(サブセカンド)をタイムスケールの値で表示。
3はサブセカンドを感覚的に分かりやすいセンチ秒で表示。

チャプタマーカーの時間、タイトルの変更

変更したいチャプタマーカーの時間、またはタイトルをダブルクリックすると変更可能になります。
サブセカンド編集はタイムスケールでおこないます。(センチ秒を使用すると詳細な編集ができないため。また、タイムスケールへの換算で誤差がでるため)

チャプタマーカーの時間を現在の再生時間に変更

「現在の時間」表示をドラッグして、変更したいチャプタマーカーにドロップします。

または、変更したいチャプタマーカーを選択して、「マーカー」 > 「現在の再生時間にする」を選択するか、チャプタリストで変更したいチャプタ上でctrキー+クリックでコンテキストメニューを開き、「現在の再生時間にする」を選択します。

変更可能な時間幅は、前後のチャプタマーカーの開始時間の間です。

テキストファイルからチャプタマーカーを設定

チャプタマーカー情報が、mChapters、QuickTime、Vorbis Chapter フォーマットで書かれたテキストファイルを読み込むとチャプタマーカーが設定されます。

読み込むにはテキストファイルをウインドウにドラッグ・アンド・ドロップするか、メニューから、「ファイル」>「チャプタタイトル」>「読み込む...」で目的のファイルを選択します。

すべてのフォーマットにおいて以下の条件を満たす事:

mChapters Chapter フォーマット

サンプル

<@TimeScale:44100>
<@Start>
[00:00:00.00000] Top of the Show
[00:08:41.37891] All My Loving
  ・
  ・
  ・
[01:32:09.02390] Let It Be
<@End>
QuickTime Chapter フォーマット

サンプル

{QTtext}{timeScale:44100}
[00:00:00.00000]
Top of the Show
[00:08:41.37891]
All My Loving
  ・
  ・
  ・
[01:32:09.02390]
Let It Be
Vorbis Chapter フォーマット

サンプル

CHAPTER001=[00:00:00.000]
CHAPTER001NAME=Top of the Show
CHAPTER002=[00:08:41.859]
CHAPTER002NAME=All My Loving
  ・
  ・
  ・
CHAPTER029=[01:32:09.054]
CHAPTER029NAME=Let It Be
チャプタマーカーをテキストファイルに書き出す

「ファイル」>「チャプタタイトル」>「書き出す...」を選択。
書き出せるフォーマットタイプ:
- リスト
- mChapters
- QuickTime
- Vorbis

再生速度

0.5、0.75、1、1.5、2、3倍速で再生します。

再生コントロールキーボードショートカット
space または return再生・停止
command (⌘) + ↑ムービーの開始位置に移動
command (⌘) + ↓ムービーの終了位置に移動
1フレーム戻る
1フレーム進む
command (⌘) + ←5秒戻る
command (⌘) + →5秒進む
command (⌘) + option + ←30秒戻る
command (⌘) + option + →30秒進む
現在の時間を移動

指定した時間に再生ヘッドを移動します。
「操作」>「移動...」を選択。表示されるシートにて、任意の時間を入力して「OK」をクリックします。

チャプタが表示されないとき

QuickTime Player、iTunes、iPhone、iPad、iPod touch、Apple TVほか多くのアプリケーションやデバイスでチャプタマーカーを利用できますが、テキストトラックの言語設定によってはチャプタが認識されないことがあります。視聴プレーヤーによっても認識に違いがあります。

QuickTime Player 10.4 (855)では、テキストトラックの言語が、Macのシステム環境設定の「言語と地域」>「優先する言語」の中に無いと表示されません。例えば、「英語」に言語設定されたテキストトラックのチャプタマーカーは、「優先する言語」の中に「英語」が無いと表示されません。「優先する言語」に「英語」があるか確認してください。 また、テキストトラックの言語を「言語不明」にすると「優先する言語」に関係なく表示されます。

iTunes (v12.5.1.21)では、テキストトラックの言語設定や「優先する言語」に関わらずチャプタを認識するようです。複数のチャプタ参照されているテキストトラックがあるときは、最上位のテキストトラックをチャプタとして認識するようです。

Apple TV (4th generation) (tvOS 9.2-13Y234)では、Apple TVの言語に関係なくチャプタは認識されます。複数のチャプタ参照されているテキストトラックがあるときは、 Apple TVの言語と同じ言語のテキストトラックが優先されます。同じ言語が存在しないときは最上位のテキストトラックがチャプタとして認識するようです。

このように、アプリケーション(Apple製に限らず)によってチャプタの取り扱いや認識に違いがあります。これまでにApple製プレーヤーはチャプタの取り扱いの仕様がたびたび変更されてきました。今後のアップデートで変わることもありますので注意してください。仕様が統一されることをのぞみますが...

QuickTime Player 7、iDVD と mp4 ファイル

拡張子がmp4のファイルは、QuickTime Player 7 または、iDVDで開くとテキストトラックが認識されず、チャプタが表示されません。拡張子をm4a(オーディオファイル)またはm4v(動画ファイル)に変更してください。

iPod, iPod touch, iPhone, iPad でチャプタを利用する手順

チャプタ設定後にファイル変換ソフトでファイルを変換すると、チャプタが記録されてるテキストトラックが削除されることがあります。先に視聴端末に転送可能なファイルに変換してからチャプタを設定して下さい。
※iOS端末では「ビデオ」アプリで利用できましたが、iOS12.3から「ビデオ」アプリが「TV」アプリに変更され、、「TV」ではチャプタマーカーが使用できなくなりました。