編集項目によっては、変更した数値とイメージデータとの整合性が失われ、予期しない結果となることがあります。編集前に必ずファイルをバックアップして下さい。
画像ファイルに記録できるメタデータにはさまざまなタイプ（フォーマット）があります。Photo Meta Editでは、以下２から６に示すメタデータタイプに対して、追加·削除·編集をおこないます。 その他のタイプ（フォーマット）については、表示のみできるもの、表示と編集ができるもの、表示できないものなどタイプにより異なります。
選択したファイルに含まれるメタデータがタイプ別にリスト表示されます。メタデータタイプを選択すると内容が表示されます。
- よく使う項目 (タグフォーマットTIFF, Exif, GPS)
TIFF、Exif、GPSメタデータ項目で、ユーザーがよく使う項目を好みの並びで表示／編集します。 - HEICプロパティ
HEIC画像の「画像の方向」など - コメント (JPEGのみ)
ASCII文字のみ使用可。（ここに記述されたコメントを表示できるソフトウェアを見たことがありません） - JFIF (JPEGのみ)
JPEG File Interchange Format (JFIF) 情報。 - TIFF（タグフォーマットメタデータ）
TIFF Rev. 6.0 にてフォーマットが定義されており、項目ごとにタグナンバーが設定されています。TIFFメタデータの中に、Exif、GPSが記録される構造になっています。
ほとんどの画像の Exif、GPSはこのフォーマットで記録されています。
Exif、GPS項目のタグナンバーはCIPAにて定義されています。
（このユーザーガイドでは、他のフォーマットのメタデータと区別するため「タグフォーマットメタデータ」と表記します） - XMP
Adobe により定義されたXMLを利用したフォーマット。スキーマと呼ばれるプロパティーのセットごとに記録されます。対応スキーマは左図の９つ。 - IPTC Photo Metadata
選択されたファイルに XMP で記録されたIPTC Photo Metadataに該当するメタデータが存在するとき、それらを一覧で表示します。
TIFF Rev. 6.0, Exif ⋅ GPS
XMP Specification
Exif 2.32 metadata for XMP
Photo Sphere XMP
IPTC Photo Metadata Specification
Photo Meta Editを起動して、目的の画像ファイルを開きます。
「ファイル」>「開く」と選択し、目的のファイルを選択して「開く」をクリックします。または、目的のファイルをアプリケーションアイコンにドラッグします。
メタデータを追加させたいファイルを選択（複数可）して、「メタデータ」>「追加」から目的のメタデータのタイプを選択します。
（サムネイルはJPEG画像のみ追加可能）
メタデータタイプリストで、削除するタイプを選択してdeleteキーを押します。または、ウインドウ下部の「ー」ボタンをクリックします。
保存するファイルを選択（複数選択可）して、「ファイル」>「保存」を選択します。また、「ファイル」>「すべてを保存」を選択すると編集されたファイルすべてが保存されます。
「画像の方向」項目はタグフォーマットTIFF内、XMP > TIFF内、また、HEICにはHEICプロパティにそれぞれ存在します。それぞれで方向が違うと画像を扱うアプリによって表示画像の方向が違うことがあります。また、画像の種類によって表示に反映される「画像の方向」のメタデータタイプが違います。それぞれの「画像の方向」を同じにすることを推奨します。
Photo Meta Editでは表示する画像の方向をAppleプレビューアプリにあわせています。（以下参照）
| 画像の種類 | Appleプレビュー ver. 11.0 (1056.2.4) で画像表示に使用される「画像の方向」項目 |
|---|---|
| JPEG | タグフォーマットTIFFが使用される。XMP > TIFFは無視される。 |
| TIFF | |
| HEIC | HEICプロパティが優先。XMP > TIFFは無視される。 |
| PNG | XMP > TIFFが優先。タグフォーマットTIFFはXMPが存在すると無視される。 |
バージョンが更新されると反映状況が変わる可能性があります。